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◇従来ガラリの問題点 - 強風時にガラリから雨水が大量に侵入して、室内を水浸しにしてしまう。
(床・天井・壁、及び室内の機械等にまで被害を及ぼす場合もあります)
◇防水ガラリの利点 - 強風時にガラリからの漏水をごく少量に減らして、被害を極力抑えることができる。
(各製品とも風速30m/s時の試験値で99.9%以上の防水効率を達成しています)
◇防水ガラリの欠点 - 開口部を塞いでる訳ではないので、若干のしぶき程度は強風時に発生します。
- 雨が侵入しにくい構造ですので、従来ガラリより空気抵抗(圧力損失)が大きい。
- 強風時にガラリから雨水が大量に侵入して、室内を水浸しにしてしまう。
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◇従来FDの問題点 - 鉄製FDのため錆止塗装2回塗りしていても、年数が経つと錆の発生を抑えられない。
- 現場仕上塗装ではFD内外の狭い場所の塗装が出来ない。
- 開口率が大きくとれないため、換気が阻害される場合がある。
- 羽根材端部の枠のみ込みが小さい場合、回転軸隙間等から炎の漏れる恐れがある。
- 枠から飛び出すFD部品により、引っ掛けによる部品破損や怪我の恐れがある。
◇FD-P60の利点 - 主材料は高耐食溶融めっき鋼板ZAM®※を使用、錆による閉鎖不具合を抑制します。
- 更にめっき層を黒色化した「黒ZAM®」を採用、黒系色で仕上塗装は不要となります。
- 強度を高めたプレス羽根を開発、60%の高開口率を実現しました。
- 回転軸隙間からの炎の漏れを抑止する可動遮炎板を考案、枠内に内蔵しました。
- 枠から飛び出すFD部品を隠蔽、部品破損や怪我を防止して意匠性も向上しました。
◇FD-P60の欠点 - 建築工事で使用する外壁用FD(窓用FD)ですので、ダクト接続には適しません。
◆追記◆
従来FDは告示仕様(例示仕様)のため遮炎試験等を行っておりませんでしたが、「FD-P60」は認定試験機関において評価試験に準じた形式で確認試験を行い、高熱60分間の防火設備性能が実証されました。(加熱温度曲線で最高945℃)※「ZAM」は、日本製鉄株式会社が開発した溶融亜鉛-アルミニウム-マグネシウム合金めっき鋼板の商品名です。